夢のみずうみ村物語 その16 一日の日課を自分で選択する

新しい試み始まる

夢のみずうみ村山口を増築した段階から、プログラム選択の方法を改良しました。

あの、大きな盤は消え、送迎車ごとの小さなホワイトボードに変更し、おおむね5・6人がひとつのボードで選択するというやり方に変更しました。とりあえずの方法としてやってみていろいろ変更しようという夢のみずうみ村得意(?)の方法でスタートしたものを紹介しておきましょう。もっと良い方法が見つかったらすぐに変更になっております。絶対に変更にならない点は利用者の方にご自分でプログラムを選んでいただくことです。この点ではいささかの揺るぎもありません。

一日の日課を自分で選択します (すてき・げんき・のんき)

通常、自分が一日どう過ごすかは自分の意思で決めているとおもいます。夢のみずうみ村では、毎朝通所された直後に一日のプログラムをお決めになります。そして、その決められたプログラムを実際にご自分で実施されていきます。その際、プログラムを選択するときにスタッフの援助の手が必要であったり、移動する際やプログラムの準備などにどうしても職員の手助けを必要とされる方があります。

誰もが、自分の生活を自分で切り開き、人生を楽しむようになることを支援するのが村の使命です。そのために、目標を意識する必要があります。あの高い山に登ろうというような感じです。

夢のみずうみ村ではご自分で一日の予定を立てることが必要です。ご自分で予定を立ててどんどん忙しそうにプログラムをこなしていらっしゃる方は素敵ですね。こうした方は「すてき段階」にある方と呼ばせていただきます。

ほかにも、少し指示や援助の手があれば、ご自分でプログラムを選択でき、若干の指導援助があれば実際のプログラムを実行できる方がいらっしゃいます。このかたも、はつらつとしてプログラムをこなされます。「元気段階」にある方としました。

プログラムを実行する際にも、お身体が不自由な分、少しの継続的指導や援助が必要な方もいらっしゃいます。少々家族や職員の手を煩わせても、いつまでも元気でいたいとご自身で意識され、行動しようとなさる方は、まさにこの「元気段階」なのです。

こうしたお元気な方とは別に、「いつお迎えがきてもいいから、今更何もしたくないですね」という思いで、焦らず、動かず、特に何もせず、誰かの指示や援助があって始めて行動なさる方を「のんき段階」とさせて頂きました。

すばらしい心境に到達された方々だと思います。しかしです。夢のみずうみ村は、生き甲斐を持って頂くことを使命として開設した場所です。どういう段階の方にも、お元気になって頂き、「すてきな人生ですね」述懐して頂ける生活を保障したいのです。

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