最近、10人を超える方々から、藤原大丈夫?という声を聴かされる。
時には、突然自宅まで訪ねて見える。藤原不調のうわさが出回っているらしい。
前立腺がんと闘うこと14年。同病で、歌手・俳優の西郷輝彦さんは、闘病10年で先日亡くなられた。個人差はあるが、まだまだ元気でいる。
私は今の抗がん剤(2種類目)が効いていて、PSA(前立腺がん検診数値 )が正常域を保っている。好調かと問われたら、不調だと答えている。痛みが、股関節周辺に絶え間なくあるからだ。
薬を14種類15個を毎日飲んでいる。体にいいはずがない。副作用が多彩だ。
①「めまい」7種類、②「全身倦怠感」「体がだるい」「疲労感(倦怠感)」「疲れやすい」6種類、③「息苦しい」「動機」が4種類、⑤その他、「筋肉が痛む」「頭痛、眼痛、背中、腰。股関節の痛み」「顔がほてる」「身体のむくみ」「吐き気」「じんましん等の発疹」「下痢」「便秘」「血尿血便、尿の色が赤褐色」「出血しやすくなる、鼻血、歯ぐきから出血」「冷や汗が出る、悪心」「食欲亢進、体重増加」
点滴で体に月一度入れている抗がん剤の副作用は「吐き気、嘔吐、食欲不振」「しびれ」「顔がふっくらする(ムーンフェイス:満月様顔貌」「味覚障害」・・・
まだまだ、副作用として、堂々と患者に「お薬説明書」として手渡される内容をこうして書き出してみると、寒気を超え、多種多彩な副作用のオンパレードに他人事のような気持に陥るから妙なものだ。自分の身体の内部で間違いなく起きており、自覚症状が明白にあるのに、副作用には手の打ちようがない。薬は絶対飲まなくてはならない。私は、14年間も、こうした背景で生きてきたのである。
「副作用で心配があれば、主治医、薬剤師に相談してください」と明示してある。だから相談するが、いい回答は全くない。
医師にとって、薬は検査と同様、医師の武器だ。患者にとっても頼みの綱だ。副作用は、効能を売るためのトランプでいうところのジョーカーだ。マイナスカードであっても、しかたないのだ。
具体的に薬を変えることはあっても、減らすなどという事はまずなかった。これが、現代西洋医学の実態なのだろう。血液検査、MRI/CT などの映像分析で、検査し、手術し、経過を見ながら、次の処置を考える。それは、新しい薬、より効果の強い薬の処方か、手術でしかない。その医師に命を預けるのが医療の実態だ。病院を頼るのではない、一人の医師に任せるしかない。
私は、今、2人の主治医に任せている。その現実で今日も生きている。こうした医療にすがるしか患者は手がない。副作用を停めるには、薬をやめる手しかないが、それは不安そのものだ。薬をやめたら、フラッシュバックがあるだろうから怖い。どうしようもなく、毎日、浮遊性めまい、倦怠感、味覚障害、股関節周辺部痛、息切れ、等々に覚悟して耐えるしかないのか。
「浮遊性めまい」でコンビニ駐車場で転倒2回。病院内通路で1回転倒。自宅では、抗がん剤点滴(月1度)の後1,2週間程度は自宅でしばしば転倒あり。しかし、点滴後3週目、4週目は、社会人生活を送ることが普通にできる。これが、現在の藤原茂の生き様である。神のみぞ知るわが命。自分でわかることは、命が命が少しずつ削られていく・いるという実感。毎朝起きる、痛みがあるたびに感じる。それこそ、生きている実感だ。
Last Meetingと称し、今一度お会いし思い出を語り合いたい方々と、できうる限り会いたいと決め行動し始めた。体調が許す範囲内での個人的な営みである。この行動をすることが、生きる元気・活気・生気を実感できる。ありがたい。まだまだ、お迎えは早い。どうせ向こうからやってくるのだから、こちらから行く必要などさらさらない。
今回、私の体調をブログで吐露することが是か非か考えた。考えて、これまで躊躇してきた期間が少々長くなりすぎてきた。回りが少し、騒々しくなってきたように私には思えてきたので、案じて詮索していただくよりは、このブログを活用させて頂き、現状を私の言葉で正直にお伝手する方向を選択させて頂いた。
まだまだ、藤原は元気です。
お気遣いは感謝申し上げますが、どうぞご心配なく。達者でおりますとお伝えしたい。
夢のみずうみ村相談役としてまだまだお役に立ちたい。だから、このブログをご覧いただき、事実を事実のまま受け止めて頂き、「人生の現役」である藤原茂の正味実態を承知して頂き、新体制になった夢のみずうみ村に御支援を賜りたい。
夢のみずうみ村は不滅だと信じて疑わない。正しい、素敵なサービスは、絶対に生き残れる。
藤原茂はしぶといです。よろしくお引き回しをお願い申し上げます。