リハビリの基本は食べること
身体が動き、心が動き、そして、身体が開き、心も開くというリハビリテーションの最終目的を達成するための格好の手段は「食べること」です。
焼き鳥の串差し・・・・・串をつまみ、火の上に乗せたり動かしたりという手先の巧緻性の運動、筋力が無ければコンロの上に持ち上げて置くこともできません。指すもの(肉・ネギ)・さす位置・順番等が認知できるから串差しという動作が可能です。理解力も無ければご自分で串を焼いて食べるということは不可能でしょう。
火で焼き鳥を焼く・・・・・もっと焼いた方がいいなあという判断・理解力。焼けている表とまだ焼けていない裏とが分かる認知力。手があつくならないように火に手を近づける協調性能力。
等々あげればきりがないほど、この写真一枚でも様々な能力がこの焼き鳥を焼いて食べるという行為の中に含まれているのです。こうしたこと自体がリハビリテーションそのものなのです。