藤原茂プロフィール
1948年山口県萩市生まれ 作業療法士 NPO法人夢の湖舎理事、株式会社夢のみずうみ社相談役、琉球リハビリテーション学院長、日本作業療法士連盟相談役
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日別アーカイブ: 2010年11月19日
おいでませ「夢のみずうみ村」ホームページに
ホームページの和訳は直訳すると「家頁」か?。何の意味かわからなくなる。「開放我が家」「勝手宿屋」「自由気まま部屋」などのあてじをあてたらどうだろう。いろいろ考えられそうだ。いや、もうホームページでいい。多くの方がtに立ち寄ってほしい。 「おいでませ」(「よくいらっしゃいました」の山口弁) 「夢の湖村」に ホームページはだれもが自由に好きな時間に立ち寄れる。いや、ズカズカと勝手に土足で家の奥深く入ってこられる仕組みだ。ぜひ、靴を脱いでいただき、できれば下足を揃えて上がっていただき、まずは客間でゆっくりご挨拶。その後、茶の間に来てくつろいでいただき、よろしければひと風呂浴びていただいて、一献酒でも交わすぐらいの客人との交流を望みたいものだ。いつでも「おいでませ」。
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夢のみずうみ村 ホームページリニューアル
これまで、ホームページは利用者さんの伊藤賢彦さんに管理していただいていた。木戸山ボーイと名乗り、個人でホームページも作られていた。電動車いすを巧みに操作し、広い施設内を縦横無尽に動き回り、当初はあまり社交上手とは言えなかったが、真摯なお人柄を象徴するような会話力で、利用者さんの写真をデジカメで撮りまくり、ホームページに載せられた。むろん許可を得ての話である。「夢のみずうみ村はこの先どこに向かいますか。理事長の見解を載せたい」と取材受けたこともあった。遠隔地の多くの方々が、伊藤さんとのメールを通して夢のみずうみ村のハウツーを学習された。その伊藤さんが、あっさりとなくなられた。ご本人も「風邪をこじらせてちょっと入院」という程度のことであったので、まさかお亡くなりになるとは奥様ですら思われなかったとのこと。「まさか本人もこうなるとは信じられず悔しがっていると思います」と奥様。神はいたずらをした。我々も信じられない。山口デイの身障者用のトイレにある移乗介助棒(天井から床までつながっている棒)は、「これさえあれば自分でトイレに移乗できる。導入してくれませんか」と伊藤さんの一声で取り付けた。トイレで今も我々は伊藤さんに出会っている。 伊藤さん亡きあと、ホームページの管理を永久英一さんに頼んだ。脊髄損傷の彼とは、以前勤めていた山口リハビリテーションでの患者とセラピストという間柄であった。「床ずれ」ができるので長時間座っておれない彼が、限られた時間の中で、仕事としてホームページの管理をしていただきたいと頼み快諾いただいた。彼とは長い付き合いで、NPO法人立ち上げのときには理事になっていただき、約7年間ご尽力いただいた。彼の将来像は在宅生活ではなく施設入所と考えておられ、幸運にも空きが出た入所施設に終の棲家を求め山口の地を離れられた。「離れた後もインターネットの世界はどこでもできますよ」と、ホームページの管理の仕事は継続する予定であった。しかし、組織が大きくなり、日常的にたくさんの情報をアップし、整理するとなるとやはり、専門業者に委託すべきかと判断し、今回、リニューアルとなった。永久さん。長い間ご苦労様でした。この場もお借りして感謝申し上げます。
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夢のみずうみの源泉(命名の意図)
夢のみずうみ村のホームページリニューアルに当たって、「夢のみずうみ村」と名付けた意図をお知らせしておきたいと思います 夢のみずうみは利用者さんや職員はもとより、見学に訪れる方や夢のみずうみ村を見聞きされた多くの方々の「意思」が循環する場所です。「意思の循環の場」。これが「夢のみずうみ」なのです。「ああしたい」「こうしたい」と思ってここに集い、うまくいったら感激し、そうならなかったらまた挑戦すればよい。そういう「意思」が次から次に湧いてくる場所であります。十和田湖の水は奥入瀬渓谷としてあふれ流れ出ます。しかし、十和田湖の水が枯れたという報に接したことはありません。おそらく、周囲の山々や地下から水が流れ込んだり、湧きだしたりしているからです。私たちは十和田湖のように、いつも、絶え間なく「思い」湧きだし、ああでもない、こうでもないと、自分の気持ちに問いかけ、活発に生きていうことをよしとします。こうした、「元気で、楽しい、面白い、愉快、充実した我が人生」を過ごしましょうという願いがめくりめく(循環する)場所が「夢のみずうみ」です。 (2010年11月15日)
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