カテゴリー別アーカイブ: 日常風景

鯨に登る!

朝晩の冷え込みに、冬の気配を感じます。大槌町内の子どもたちと今年最後の登山に行ってきました。大槌町には鯨山(くじらやま)という山があります。標高640mの山なので、昔から小学生の登山コースとして親しまれています。今日は森林インストラクターの方と山の自然にふれながら、みんなで2時間かけて頂上を目指します。天気がよく、紅葉の美しさに心が満たされます。

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行程の途中で樹木やもみじの説明を聞きながら、森林インストラクターの方に山の魅力を教えてもらいます。子どもたちも松ぼっくりや落ち葉を拾ったり、山を楽しみながら登っています。

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登っていくにつれ風が強くなってきました。5合目まで来ましたが、あまりの風の強さに子どもたちの安全を重視してここで下山することにしました。

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登るときは「疲れた~」とのろのろ登っていたHちゃんも下山したらほっとして、道路であおむけ() 車にひかれますよ~

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腹ペコになってしまった子どもたち。お昼は焼き芋とおにぎり、味噌汁等ごちそうになりました。子どもたちと一緒に登山、お昼ご飯まで用意してくださったカリタス様、関係者の皆様ご協力ありがとうございました。今回も頂上までいけず、残念でしたがまた来年挑戦したいと思います。

 

 

新巻鮭作り 前編

今年もたくさんの鮭が大槌に帰ってきました。震災後は鮭も減少しましたが、鮭は大槌の特産です。大槌町は新巻鮭発祥の地といわれています。各家庭でも新巻鮭を軒下に干している光景がよく見られます。昔から大槌では子どもも一緒に新巻鮭を作ります。夢ハウスでも2回目の新巻鮭づくりです。子どもたちはとりたての鮭の大きさにびっくりしながら、じっくり見ております。今年の鮭はとても大きく立派です。

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まずさばいてはらわたを下処理した鮭をきれいに洗います。

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これから塩を塗り込みます。目からいたみやすいので目に塩をうめこんだ後、全身にまんべんなく塗り込みます。

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 N君は去年からやってるので、慣れた手つきです。30匹の鮭の塩漬けが出来上がりました。この後重しをして、1週間ほど寝かせます。

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 子供達も新巻鮭は大好きです。自分の食べているものの手作りの過程を共に作業し、美味しく大切にいただくことを学んでいます。あとは塩漬けした鮭を洗って干します。後編をまたあとで投稿します。出来上がりをお楽しみに♪

 

お菓子くれないといたずらしちゃうぞ~

今年もやりました!10月31日、ハロウィン。昨年に引き続き、近所の仮設住宅を回り、日頃お世話になっている方からお菓子をいただきます。「今年はどんな変装をしようかな~」と、子どもたちは楽しみにしてました。自分の変装は自分で作る!Y君は「がいこつ」になりたい。

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骨を切り取って...じゃ~ん、「ホラーマン」の衣装です。

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負けじと、女子も自分で衣装を作ります。型紙も使わず、一日でかわいい衣装を作りました。Mちゃん、お見事(*’’)お菓子をもらうご近所さんにプレゼントするかぼちゃクッキーも出来上がりました。

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今年は本格的にメイクもしました。「血のり」でまるで血がでたようで迫力です。

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みんなそろってじゃあ、出発~!

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Trick or Treat (トリック・オア・トリート)」!!! 「お菓子をくれないと、いたずらしちゃうぞ笑」

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「はいはい、ちょっと待っててね~。」「卵、投げないでね~(*´Д`)

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 10か所のお家を回って、みんなお菓子ににんまりです。今年は遠くからも来てくれてたくさんの子どもたちと楽しみました。安渡のみなさん、子どもたちにたくさんのお菓子をありがとうございました。

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☆公園に明かりを灯すボランティアのお願いです☆

いつも温かいご支援ありがとうございます。

昨年と同様にすりきず公園にイルミネーションを設置します。現在のすりきず公園の周囲は盛り土のための工事中で真っ暗な状態です。住民が寒く暗い中、帰ってきたときに明るく照らすイルミネーションが心まで温かくなると皆さんに喜ばれました。今年も大槌の皆さんが楽しみにしているので、張り切って作業する予定です。

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11月22日(土)23日(日)24日(月)の3連休で一気に仕上げます。急なお願いで、今週末なんですが、まだまだ人手が足りない状態です。

集合場所は大槌稲荷神社下のすりきず公園です。

(子ども夢ハウスおおつちの住所:岩手県上閉伊郡安渡大槌町2-10-16)

11月22日(土) 13時~16時 23日(日) 9時~16時 24日(月) 9時~16時

少しの時間でもお手伝いいただけると助かります。昼食、飲み物はこちらで準備します。風が吹いて寒さも予想されるので温かい服装、帽子、着替えをご準備ください。

ボランティアをして頂ける方はお手数をおかけ致しますが以下の内容を

・名前(フルネーム)  ・連絡先  ・参加希望日  ・参加人数

otuchi@yumenomizuumi.comにメール、または0193-55-6565までお電話を下さい。

よろしくお願い致します。

また、ボランティア保険の加入が必須となっております。地元の社会福祉協議会でボランティア保険に加入して、ご参加下さい。よろしくお願い致します。

 

 

 

芸術の秋です

秋晴れのもと、紅葉の美しさに秋の深まりを感じます。読書の秋、スポーツの秋、いろいろありますが、今日は芸術の秋を体験しました。東日本げんきアートプロジェクト様の主催で子どもたちに「アートと音楽で元気を届けたい!」と現代作家の方々が大槌でワークショップを開催しました。2年前から被害の大きかった大槌町のこどもたちに心の安らぎを感じてほしいと活動しています。女の子たちはビーズアクセサリーと「ユルフワくん」という人形作りに挑戦です。

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たくさんビーズがあるので女子たちは夢中です。黙々と集中している姿は珍しい()かわいいブレスレットがたくさんできました♪楽しくてみんな4個も作ってしまいました。

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次に「ユルフワくん」という手作り人形にチャレンジです。水切りネットのようなものに綿を入れてフェルトで可愛くデコレーション。子どもの自由な発想で作ります。手軽に身近にあるもので製作するアイデアがさすが芸術家の方々です。みんなかわいく作れました。

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一方、男の子たちは、ホテルから散策しながらベルガーディア鯨山へ向かいます。到着すると、散策してみて、触れて感じたもの、描きたいものを描こうとみんなそれぞれ筆をとりました。

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恐竜、家、人、不思議なものまで。

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まさに芸術ですね!本当に子どもたちの感性は素晴らしい!みんな描きたいものがあって、思い思いに好きなように描いていました。

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今は被災地でも生活が落ち着いてきて、物も充分になってきておりますが、人とのふれあい、安心して遊べる当たり前の環境が不足しているのではと日々実感します。いつも遠くから様々な方のご支援に感謝とともに、皆さんからあたたかく見守られていることを子どもたちに伝えています。このような機会を体験させて頂き、ありがとうございました。

 

馬となかよし!

最近秋晴れのさわやかな天気が続きます。今日は子どもたちと「遠野市馬の里」に行ってきました。遠野市は全国有数の馬産地で、こちらの施設は競走馬育成・調教の管理、乗用馬・農用馬の繁殖改良、馬とのふれあい事業をしております。ここから未来のダービー馬が生まれるかもしれません。昨年の夏に馬とのふれあいをして、子どもたちから「また馬に乗りたい」との希望で体験してきました。広大な土地に施設があります。ポニーちゃんが出迎えてくれました。

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人懐こくてさわりたい子どもたちは、早速たくさんの草をあげています。 スタッフの方に挨拶をして、最初に馬の演技供覧が始まります。調教師の方とおめかしした馬がきてくれました。2本肢で立ち上がり、圧倒されます。子どもたちも馬の迫力に興奮して見ております。

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 寝転んだり、座ってみたり。馬は寝る時も立ったままなので、調教された馬でなければできない演技です。子どもたちは馬に魅了され、早く乗りたいと大張り切りです。スタッフのお姉さんと一緒に引き馬で乗馬体験をします。我が一番先とやる気満々でしたが、最初は馬の大きさに怖がり、へっぴり腰の子どもたち。

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だんだん慣れてきて、馬の乗り心地といつもより高い視線に気持ちよさを感じています。

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ピース(^o^)丿!楽しくて自然といい笑顔の子どもたち。またお馬さんの温かさと優しさに癒されます。

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2回も3回も乗った子どもたち。馬との一体感に乗馬の面白さをおぼえました。お馬さん、ありがとう!

次に厩舎を案内していただきました。こちらでは160頭もの競走馬・乗用馬を管理できる厩舎です。お父さん、お母さんがヨーロッパ生まれだったり、国産の馬と同じ年齢でも体格がまるで違います。馬は見える色と見えない色があるそうですが、350°見ることができるそうです。

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施設の方に馬の説明をうけて大変勉強になりました。馬たちの「癒しの力」に、終始笑顔になった子どもたち。「遠野市馬の里」の皆さん、お世話になりました。ありがとうございました。

子ども夢ハウスおおつち 再放送のご案内!!

いつも温かいご支援、誠にありがとうございます。

以前、7月に子ども夢ハウスおおつちの取り組みをNHKさんで取り上げて頂きました。その番組がまた、9月30日(火曜)午前0時40分~午前1時25分(月曜深夜)に再放送されることが決まりました。全国で見ることができます。

ありがとうございます。少し遅い時間帯ですが、見逃した方は是非ご覧ください。

「一歩ずつ更地のまちで~大槌・夢ハウスの子どもたち」

NHK「地方発ドキュメンタリー」ホームページ http://www4.nhk.or.jp/chihouhatsu/

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8.11 音楽に親しむゆうべ

今日は東日本大震災で犠牲になった方を追悼する日。あれから3年5か月たちました。子ども夢ハウスおおつちを支えてくださる株式会社白寿生科学研究所様。東京にある「Hakujyu Hall」でいつもチャリティコンサートをしてくださり、子ども夢ハウスにご寄付をいただいております。この度、811日に白寿様のおかげで世界的に有名な音楽家が来てくださり、演奏会をしてくださいました。

今回演奏して下さった3名の音楽家の方を簡単にご紹介します。ヴァイオリンの小林美恵様は、ヨーロッパの交響楽団や日本を代表するヴァイオリニストとして活躍し、昭和音楽大学の准教授でもあります。メゾソプラノの林美智子様は、今や日本のオペラ界になくてはならない存在です。東京二期会の舞台を中心としてオペラやリサイタルに活躍され、卓抜な歌唱力表現力をもってオペラ界でひっぱりだこの日本を代表する声楽家です。・ピアノの石野 真穂様はパリのシャトレ劇場等で研鑽を積み、最近では主に室内楽や声楽の共演ピアニストとして演奏活動を行い、いずれも共演者から絶大なる信頼を寄せられている方です。大槌町内でもファンの方が多く、早くからたくさんの方が来場されました。CDを持参してサインを求めるファンの方もいらっしゃいました。

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演奏会が始まりました。一気に会場の雰囲気が変わり、小林様のヴァイオリンにひきこまれていきます。

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石野様のピアノ演奏とヴァイオリンの音色、林様の美声が会場を包み込みます。歌が心に深くしみわたっていきます。重なる優しい音色は心をあたためてくれます。子どもたちもその雰囲気に引き込まれ、じっとして真剣に音楽を聴いています。そして最後はご来場の皆さんと「花は咲く」、そして「ふるさと」を熱唱しました。豊かな美しい音楽を堪能させていただいた1時間でした。

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 最後に子ども夢ハウスの子どもたちから音楽家に方々に花束を贈呈しました。皆さんにとって感動的な素晴らしい時間をありがとうございました。この演奏会は大槌の人たちをどれだけ魅了し、癒したことでしょう。白寿様はじめ、音楽家の方にはご多忙の中、大槌に来てくださったこと、心より感謝申し上げます。ますますのご活躍をお祈り申し上げます。

青森旅行 ~恐山参り~

 今年の子ども夢ハウス旅行。青森県に23日の旅行に行ってきました。子どもたちがずっと楽しみにしていました。

目指す場所は日本3大霊山の一つ「恐山」

恐山に行くことに周りからさまざまな意見がありました。「子どもが行くところではない」「なにかあったらどうするんだ」

でも恐山に行くことは子どもたちが望んだことです。大切な家族を突然亡くした子どもたち。「昨日までは一緒にお風呂に入っていたのに」お別れも言えないまま、当たり前に生活を共にしていたのに急にいなくなることを子どもたちはずっと受けいれることができませんでした。

だから「会いたい」「話したい」

3年間胸にしまってきた思いをみんなで共有する。みんなでその場所を目指していろいろ準備してきました。参加者は子ども8人。保護者も含め大人は9人。全員で17名。

青森まで片道6時間のドライブをして、まずはイルカショーが見られる浅虫水族館に行きました。

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4匹のイルカが飛び跳ね、そのかわいさに子どもたちと大興奮!その他にも子どもたちは色んな写真を歩き回りながら撮影していました。

その日は恐山近くの宿に1泊し、翌朝恐山に到着しました。

入山する前に子どもたちと約束したこと。

「大きな声をださないこと」「走らないこと」「人の悪口を言わない」

決して観光気分で行くところではありません。霊場の約束事は絶対に守ります。

はじめに出迎えてくださったのは、奪衣(だつえ)婆さんと懸衣扇(けんねおう)

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奪衣婆さんは三途の川の渡し銭である六文銭を持たずにやってきた亡者の衣服を剥ぎ取る老婆の鬼。そして懸衣扇は奪衣婆が亡者から剥ぎ取った衣類を衣領樹(えりょうじゅ)の枝にかけ、その枝の垂れ具合で亡者の生前の重さを計り、天国にいけるか、地獄行きか決まります。そのすぐ隣に三途の川の橋があります。

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橋を渡ると湖が見えます。普通に見る湖と景色が違います。水が澄んでいてそれが異様な静寂を醸し出しています。ほとんど生物が生息せず、静かな死後の世界を物語っているように見えました。子どもたちも初めて見る光景にみんな無口になりました。

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また恐山は火山でもあるので、立ちこめる硫黄臭に、これからどんな世界が広がるのかおどろおどろしさを感じます。いよいよ境内に入ります。

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はじめに「無限地獄」があります。8つある地獄の中で一番恐ろしい地獄です。残りの7つの地獄の苦しみを合計したものの千倍の苦しみを味わうといわれています。

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みんなで拝んだ後、亡き人の名前を石に書き、想いをこめて石を積み上げました。死者を思い賽の河原に石を積み、風車を置くのが恐山での古くからの光景です。

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みんなの気持ちを一つに天国にいる人に「想いよ届け」と祈りました。

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ここは血の池地獄。透明な澄んだ池に見えますが、悪いことをした人には真っ赤な血の色に見えるそうです。子どもたちは赤く見えなくてほっとしていました笑

東日本大震災の「震災慰霊塔」です。

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夢ハウスの子どもたちも今だ家族が見つからず、悲しみを抱えたままの子もいます。みんなで手を合わせ、鎮魂の鐘と希望の鐘を鳴らしました。

この鐘の音はみんなの想いです。「おじいちゃん、会いにきたよ」「おばあちゃん、ありがとう」みんな静かに祈りました。

最後に極楽浜と呼ばれる「宇曽利湖」

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ここに来ると景色が一変します。まるで南国の海岸を思わせるような青い水と白い砂が広がっています。天国にきたようです。

ここだけ大きな声を出していい場所です。おさえてきた想いをみんな一斉に叫びます。「○○~、会いに来たよ~!」「元気で頑張っているよ~」

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持ってきた風車を砂浜に立てて亡き人とお話をしました。私も最近亡くなった弟が湖の上に見えてびっくりしました。笑顔で微笑んでいました。

帰り道、恐山には温泉があります。

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4つの湯小屋があります。せっかくなので子どもたちと入浴しました。疲れのとれるとってもいいお湯でした。

最後に

いつも子どもたちをあたたかく見守ってくださる笹原さん。笹原さんが恐山に連れてきてくれました。子どもたちに「人は亡くなるとどこへいくのか」今までも「命の授業」を子どもたちにしてくださいました。

生きるために大事なことを丁寧に。亡くなっても天国からみんなを見守ってくれているよ。恐山に行って子どもたちはそれぞれに受け止めたでしょう。貴重な経験をありがとうございます。

また、皆様からのご支援のおかげです。深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 

沢登りは楽しいな♪

今日は大槌町内の子どもたちと金沢という山奥の川に行き、沢登りをしてきました。大槌といえば海のイメージが強いですが山の自然も豊富で、きれいな川が流れ、様々な生き物が生息しています。意外に地元の子どもたちは山遊びを知りません。地元の森林インストラクターの引率で今回は沢歩きだけでなく、川に住む水辺の生き物観察もします。今日も30度越えの暑い日で天気にも恵まれました。子どもたちも沢に入って遊ぶのを楽しみにしています。

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山を少し下ると沢の入り口です。初めて川に足をつけると冷たすぎてビックリ(*_*)です。ほとんど沢登りは初体験の子どもたち(大人の私も!)水の勢いに足をとられたり、バランスをくずして水にボッチャンする子もいて川を登って歩くだけでも結構大変です。

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慣れてきたところでみんなが持参した網を持って、川の生き物を探します。網を川の底に入れて探るといろんな生き物を見つけました。ヤゴ、カワゲラ、沢ガニ、小さいヤマメも捕まえた子もいました。みんな生物を見つけることに夢中になりながら、どんどん川を登っていきます。

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300mほど歩いてゴールしました。途中深いところもあり、胸元まで水に落ちた子もいました。注意して歩くことで川の楽しさと怖さも覚えました。大人の引率がないと危険ですが子どもたちにとってはいい経験です。昔の子どもは自ら山や川に行き楽しさを自分で見つけ遊んでいましたが、今の子どもたちは自ら遊びを見つける力が乏しいです。親も危険だからと海山川には近づけませんがその結果ゲームに偏り、自然の遊びを学べないのは、もったいないことです。わたしたちが一緒に遊ぶことで地元の自然の魅力を発見しながらその子の自然での遊び方を見つけるきっかけになれたらと思います。

川の気持ちよさにはまった子どもたち!川に全身つかりながらずっと泳ぎ、あがってきません()

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お昼はサプライズのごちそう!!インストラクターの方が川魚「ヤマメ」をみんなの分用意してくれました!

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焚き火でヤマメを串焼きにしてくれました。子どもたちは初めての味!(大人の私も!)

おいしくて2匹食べる子もいて(骨まで食べる子も苦笑)全部完食しました。特に山の自然の中で食べる味は格別です。自然の魅力にふれながら友達と楽しみを共有してすばらしい時間をすごしました。

インストラクターの方、他協力してくださった皆さん、お疲れ様でした。

貴重な経験ありがとうございました。