今日は親子で郷土料理をつくるイベントです。名付けて「親子で作る日本一おいしい郷土料理づくり」です!日本一ですよ~。大きくでました(笑)
講師は大槌町食事改善協議会婦人部のみなさんです。
普段から大槌町安渡地区に伝わる郷土料理を作って活動しております。この方々は震災の時は300人分の炊き出しをし、被災者の皆さんに提供した安渡地区の救世主です。
今日のレシピは「ゴマご飯」「ひっつみ汁」「大根とリンゴのサラダ」「ひゅうず団子」です。ではいってみましょう~♪
まずはじめに「ひゅうず団子」作り。みなさん、ひゅうずってなんのことか分かりますか? 「かま団子」という地域もありますが、小麦粉に熱湯を加えてこねた生地に黒砂糖・くるみ・黒ゴマ・味噌を混ぜたあんを入れて茹でた団子です。
A君、なかなか手際がいい。なんか餃子に具をいれているみたい。
こんな感じです。これを茹でます。なんか本当に餃子みたいですね。
K君、熱いから気をつけてね。出来た~!ゆであがり(*´ω`)ホカホカ
次はドーン!「ひっつみ汁」こちらではすいとんとも言います。具だくさんの根菜に肉やキノコを入れて粉をねった生地を薄くのばして入れます。とっても栄養がありおいしくて体が温まる汁物です。それししてもこの鍋の大きさ・・・
直径70㎝あります。赤ちゃんのお風呂にもなりそう(笑)この鍋で100人分の炊き出しをしたそうです。さあ、ねった生地をどんどん鍋に入れていくよ。
小さい子はこの作業がちょっと 大変そう…薄くのばせない…
あれ?K君何してるの? 「めんどうだからたたいてるの、俺流だ~」
両手でドンドン!のってきた~(∩´∀`)∩
一人でいっぱい作ったよ~♪ では「殿、お味見は?」「ふん、まあまあだな」
次は「ごまご飯」を作ります。な、なんだ!この黒いのは( ゚Д゚)
今、A君が入れているのは黒すりごまです。米の中に砂糖、醤油、等を入れて炊飯器で炊くだけで出来上がります。黒いご飯が出来て、初めて見た人はびっくりしますが、これが栄養満点で美味しいんです♪安渡地区では80年前から運動会ではどこの家庭もこのごまご飯をおにぎりにしてお弁当にしたそうです。
最後に「大根とリンゴのサラダ」を作ります。大根、リンゴ、柿をスライスしてドレッシングで和えたものです。さっぱりしてデザートみたいなサラダです。
さあ、4品出来上がりました!おいしそう~!! 郷土料理って体に優しいですよ!
みんな一緒に「いただきま~す(*^▽^*)」 おいしい!これ好き!
はあ~、おなかがいっぱいになって昼寝・・・といきたいところですが、午後からは「住みやすい安渡を作る会」がありました。
9割の土地が津波にさらわれた安渡地区では役場の職員の方が住民の希望を聞き、その意見をとりいれながら、復興計画を考えてます。区画整理を行う為、主要な道路がここにあり、この場所に復興住宅を建設し、どこに買い物できるような商業施設がいいか、色々と住民の方は意見を出していきます。あるいはどんな場所や空間が必要か等、どのテーブルも皆さん真剣に話し合いをされていました。
1年後、5年後、10年後みなさんの暮らしやすい安渡地区でありますように。
今日もありがとうございました!