いつもあたたかいご支援を賜りまして、心より感謝致します。
残暑の中、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?
大槌町はずいぶんと土盛りが進み、一日、一日と風景が変わっているのを感じます。子どもたちの夏休みはお盆を迎え、来週の18日(火)から学校が始まります。現在、子どもたちは宿題に追われる毎日を過ごしております。
震災から4年4ヶ月になろうとしている8月10日、株式会社白寿生科学研究所の原様を始め、白寿ホールの皆様、音楽家の皆様のご協力のもと、大槌町中央公民館で「大槌町 音楽を親しむゆうべ」コンサートを今年も開催することが出来ました。
大槌町内外から仮設住宅にお住まいの方、在宅にお住いの方、60名程の人数が集まり、音楽家の熱狂的なファンの方も大勢来て下さいました。
(株)白寿生科学研究は子ども夢ハウスおおつちの開設当初より、私達の活動に賛同して頂きまして、月1回のチャリティコンサートの実施、3月11日にはHakuju Hall公演の収益金の全てご寄付をいただいております。(http://www.hakujuhall.jp/schedule/concert/index.html)
大槌町に足を運んで下さった音楽家の方は世界的に有名なメゾソプラノの林美智子さんとピアノの石野真穂さんでした。
実はこのお二人は去年も来て下さいました。こちらに来たくても来られない音楽家の方々がたくさんいるということをお聞き致しました。いつもこちらに心をお寄せていただき、本当にありがとうございます。
会が始まる前に今年の3月11日の収益金、募金の贈呈式が行われました。子ども夢ハウスの運営資金として活用させていただきます。ありがとうございます。
会が始まると場の空気は一変しました。「赤とんぼ」をはじめ、日本の歌を中心に披露して頂きました。
林美智子さんの身体全体から発せられる声を通して、始めは子どもたちは声量に大変驚いていましたが、聞いている大人や子どもたちは豊かな世界へとどんどん引き込まれていきます。石野真穂さんのピアノが林美智子さんの素晴らしい声を引き立てていきます。一緒に奏でていきます。
最後には「花は咲く」、「ふるさと」を会場全員で大合唱です。音楽家の方々、聴衆の皆様も涙、涙、涙のコンサートとなりました。本当に充実した貴重な時間となりました。
会が終わると大歓声の元、夢ハウスの子どもたちが花束の贈呈を行いました。
聴きに来て下さった方々から「本当に感動しました」。「心が洗われました」。「明日から力強く生きる力をいただきました」。「本当にありがとうございました」。等々、感謝、感激の言葉を本当にたくさん頂きました。
音楽を聴きにきてくださった皆様、この会に関わって下さった皆様に感謝致します。本当にありがとうございました。