2年3か月ありがとう「すりきず公園」

お別れ会の次の日から遊具の撤去がはじまりました。

大槌も雪が積もり寒い朝です。急な撤去となり、ボランティアさんが集まるのは難しいのではと思ってました。しかし、公園を作って下さった方、公園を愛して下さる地元の方、お世話になったからと参加して下さった方、たくさんの方が結集してくださいました。本当に皆様のお気持ちに胸があつくなりました。子ども夢ハウスは普段はスタッフ二人で活動しておりますが、笑顔で支えてくださる皆さんにどれだけ助けられたでしょう。

早速、遊具撤去作業にとりかかります。公園敷地のすぐ隣りでは道路建設工事の為、重機が往来しています。

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2013年、11月に安渡の棟梁が立派に建てて下さった東屋がありました。「大工一筋で最後の仕事だ」と名棟梁。これを壊すのは本当に断腸の思いでした。

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東屋で焼き芋を食べたり、せんべいを焼いたり、子どもが好きな場所。ご婦人方もここでお茶っこしたり、みんなを和ませてくれる居心地のよい空間。本当にお世話になりました。棟梁、ありがとうございました。

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子ども達が大好きだったサッカー場。道路にボールがでないよう囲むように柵がありました。これもすべて取り外しました。この柵のおかげでみんな安心してサッカーを楽しむことができました。みんなすごくサッカーうまくなりました。事故もなかったのは柵を作って下さった方々のおかげです。

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 子ども達が大好きだったみんなで滑れる巨大すべり台。

子ども達のはじける笑顔。無心に何度も滑っては降り、みんなで一斉にすべって競争したり、雪の時は代表がジャンプ台を作り、そりで大ジャンプして遊んだこともありました。冬の夜にはイルミネーションで変身!子ども達が「光のトンネルだー!!」と興奮してはしゃいだよね。最高のすべり台だったね。

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くっそー(藤原代表)が自ら、滑り落ちないように腰に命綱をつけて、チェンソーで切断しました。そして、その役目を終えました。

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遊び道具をおさめていた小屋も安渡の方が一生懸命作ってくださった大切な小屋です。夢のみずうみ村関東統括施設長の宮本さんが車で10時間かけて応援に来てくれました。ほどなく解体されました。

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最後に「すりきず公園」看板。これはこの公園建設に携わってくださったみなさんのお名前があり、手形があり、すりきず公園の歴史を残した大事な大事な看板です。学校から帰ってきた子ども達と一緒に支柱を切断して、運び出しました。この看板は『すりきず公園』が復活するその時まで大切に保管します。

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 1日ですべて遊具が撤去されました。何もない更地になり、元の姿に戻りました。本当に寂しい思いでいっぱいで、ふと涙がでてきました。子どもたちも同じ思いです。

遊び場がなくなったことはとても悲しいことですが、提供してくださった皆さんに深く感謝申し上げます。10年後、子どもたちが大人になった時、この場所はどんなふうになっているでしょうか。でもきっと覚えてくれていると思います。ここに世界一素敵な公園があったことを・・・